私たちがクライアントの支援をさせていただく中で感じるのは、「何のために、どのような人材を育てようとしているのか?」が曖昧なままの会社が意外と多いということです。
トップからの指示や、他社の横並びでやみくもに始めても、効果は限られます。次世代リーダーの育成にあたっては、その目的や人材像を明らかにして、社内の共通認識をつくりあげていくことが大切です。私たちがお手伝いさせていただく際は、まず、事業や組織の方向性を踏まえて、経営を担う人材に求められる能力を明らかにしていくことの重要性をお伝えし、その設計フェイズから着手していきます。
次世代リーダーの育成にあたっては、育成対象を選抜し、重点的に投資していくことになります。したがって、それに相応しい資質を持つ人材をいかに選び出すかも重要なポイントです。そこで重要になるのが、人としての強さ、「人力」です。
不確実性が高く、先行きが見通せない状況の中で、何とかそれを読み解き、決断していかなければなりません。全ての最終責任を負う立場でもあり、大きなプレッシャーにさらされ続けます。経営を担う人材は、経営の知識やスキルだけでなく・・・(続きを読む) |