CIとはコーポレート・アイデンティティ（Corporate Identity）の頭文字をとった言葉です。簡単に言えば企業イメージを統一して、企業がメッセージを伝えたい相手に向けて効果的に会社の魅力を伝える方法のことをいいます。

　このCIでどのようなことが実現できるのでしょうか。ストック情報である、企業のあるべき姿（理念やコンセプト）を明確にし、それをフローの情報（プロモーション）として質的に高いレベルで同一イメージを発信することで社内外に対して企業の良いイメージを持ってもらう確率を高めます。要は分留り率を上げるということです。すると、イメージのいいものから先に選ばれる競争力向上、あのサービスなら大丈夫だという事前の承認作用、日頃の好感が少々のトラブルやミスを軽めに吸収してくれるクッション作用というさまざまな良い効果が生まれてくるのです。

　社内に対しても、従業員が会社に良いイメージ（評価）を持つことによって、仕事にやりがいを感じ、会社を成長させる原動力になります。また、リクルートにおいても、求職者は条件が同じであれば、自分の中の企業イメージが良い方を必ず選択します。優秀な人材を確保し活用する上でも、CIは効果的なのです･･･(続きを読む）