会社のありかたは大きく変わりました。新入社員の3年以内の離職率が3割以上を超え、非正規雇用に頼り切る会社が増加。業務の遂行と従業員の生活が不安定になってきました。

　このままでは、優秀な人材は他の魅力ある職場へ転職し、そうでない社員は会社の中で必死に働くも、次第にストレスがたまり、やる気を失ってしまうか、メンタルな病にかかってしまいます。こうした事態にどのように対処すればいいのでしょうか。

　まずは、部下を幸せにするための環境を作ることです。金銭的な報酬も必要ですが、それ以上に「人間として認める」ことがもっとも大切。あなたは、「部下の行動に対して常にフィードバックを与え」「部下の話に真剣に耳を傾け」「部下と一緒に笑える」でしょうか。部下を人間として認めていないと、こうした行為はできないはずです。部下は自分が仕事の道具ではなく、必要とされている貴重な存在だと認められれば、自尊心が高まり、仕事に対する意欲も高まります。このやり方はお金もかからず、最高の結果をもたらします。

　部下を幸せにするカギとして、ビジネスコミュニケーション・デザイン全般を見直す必要があります。いまは、派遣社員・若手社員とマネジャーの間で世代の違いがあり、コミュニケーションがうまく機能していません。たとえば、･･･(続きを読む）