大勢の前で話をするときにまず大事だと思うのが、話し始める冒頭のいわゆる「つかみ」です。

これは感情や気分のコントロールによるところがありますが、私の場合、スタッフとこれから話す内容とは関係のない面白い話をして、気分を盛り上げて出て行くようにしています。

また話やプレゼンテーションなどをするときにどうしても緊張してしまう方は多いと思うのですが、そのときはまず事前に何に緊張しているのか、何に緊張しそうなのかを考えてそれを解決しておくことをお勧めします。そうすることで実際に話をしたときに緊張が取れていることが多いのです。

例えば原稿が準備不足だったとします。「うまくしゃべれないんじゃないか」、「失敗するんじゃないか」と不安になります。しかし話を聞いている人達には原稿の通りに話しているかどうは分かりませんし、準備不足なのか準備万端なのかも分かりません。つまり仮に失敗をしたとしても聞き手にはそのことが分からないわけです。ですから失敗というのは存在しないと思って本番に臨むことが大事だと思います。

テレビの生放送やイベントなどで話をするときには ・・・(続きを読む）