普段、自社の商業印刷物のことで「印刷会社の営業マンとの間で突っ込んだ値段交渉を行っていない」、あるいは「発注から納品までをすべて印刷所任せにしていることが多い」と感じている企業であれば、私の経験上、かなりの確率で印刷コストの削減が可能であると、あえて申し上げておきましょう。
当社は「印刷物のコスト削減」に特化したコンサルティング会社として、発注側の企業が損をしない「正しい」見積書の作成や、印刷用紙の価格折衝や調達代行による流通コストの見直しを行っておりますが、そもそもなぜ、印刷業界においてわれわれのような「コスト削減のプロ」のニーズがあるのか？という疑問に、まずは答える必要があるでしょう。
一口に「印刷物のコスト削減」と言っても、社内に印刷用紙の値段や流通コストの現状やデータに明るい人物が存在する企業などは極めて稀。実際は複数の印刷所から提出された見積書を比較して「値段の相場」を推し量るか、取引関係のある印刷会社の営業マンに相場を確認する、という程度ではないでしょうか。
しかし、その営業マン自身も、実は「自社印刷物の用紙の値段を正確に把握している」のかといえば、必ずしもそうではありません。なぜなら･･･(続きを読む） | 
