現在、過去に経験したことのない急激な経済の落ち込みのまっただ中にいます。こういった状況では、今までと同じ経営を行なっていたのでは浮上できないのではないでしょうか。
現代のビジネスは、ほとんどがプロジェクトという形で動いています。このプロジェクトの成否は、これまで以上に厳しく求めていかなくてはなりません。つまり、一つ一つのプロジェクトを適切に管理し、成功の確率を上げていくことが必要となっています。
プロジェクトのうちでも、成功するのが難しいのが、社外のメンバーが参加するものです。例えば、業務のIT化といったプロジェクトや内部統制のプロジェクトでは、社内スタッフと業者(サービスプロバイダ)が協力して進めていくことになります。ですが、極端に言えば、こうした社外メンバーとともに行なうプロジェクトは、ほとんどが失敗しています。当初、約束していたレベルに達しなかったり、あるいは達したとしても予算のオーバーやスケジュールの遅延に悩まされたりします。また、導入の効果が見られないケースもあります。なぜなのか。その大きな理由は、社内と社外のメンバーとの間のコミュニケーションがうまくとれていないからです。
ここでいうコミュニケーションがとれていないとは、「知っているはず」「何が知りたいのか分からない」「言ってもらわなければ分からない」という状態のことです。もし、このコミュニケーションがうまくいけば、プロジェクトが成功する確率は高いものになりますし、そのことが会社を浮上させるきっかけとなるでしょう・・・(続きを読む) |