世界中の政府や日銀やFRBといった中央銀行が多額のお金を拠出して景気を下支えしています。いわば、むりやり筋肉増強剤や点滴を打って良くなっているに過ぎません。前期比で見ると若干改善されてきています。ただ、リーマンショック前の状況にはほど遠い。本格回復するまでには、おそらく3〜4年はかかると思っていた方がいいでしょう。
景気対策がいつまで効果あるかも心配のひとつです。定額給付金は効果がすでに終わっていますし、エコポイントのように年度内で効果が切れてしまうものもあります。もう少し長いものであれば住宅ローン減税があります。しかし、いずれにせよ時限措置ですので、景気対策効果がいつまで持続するのかには注目する必要があります。
今回の景気悪化は、失われた10年のように日本だけが悪いのではなく、世界中が悪化しています。
アメリカの経済は良くなりつつあると思います。けれども、GM、クライスラーの破綻にともない、関係する会社の倒産も増えたりしています。同時に雇用も悪い。失業率が高くなると当然消費もふるいません。12月のクリスマス商戦は弱含みだと予想されます・・・(続きを読む) |