小野:現在の営業組織では、若手が育たないという声をよく聞きます。さまざまな理由がありますが、1つには、上司が部下を十分に見れていないことだと思います。日本企業の営業組織の場合、マネジャーや部長になっても自分の顧客を抱えていて、その営業が忙しくて、部下をマネジメントする時間が全く取れないこともあります。
また、ナレッジの共有化が求められていると言いますが、営業の場合、ナレッジが見えなくて属人化しており、なかなか組織的営業になれないという問題もあります。
小川 :若手がついてこない理由として、コミュニケーション・スタイルの違いもあるでしょう。20代後半以上であれば、PCでメールしますが、若い人は携帯でメールします。PCのメールであれば、その日のうちに返信が来れば早いと思いますが、携帯だと30分も返信がないとイライラする。そんな食い違いからコミュニケーションがうまくいかない事実があります。
小野 :そんな忙しい上司と、返信のスピードを求める若手の間で、どういうコミュニケーションをとったら若手人財を育てられるでしょうか。
小川 :ベテランと若手が手軽に情報を共有できて、本音や気持ちがすぐに伝わるシステムが必要ではないでしょうか。タイトルと内容をきちっと書くメールとは違って、その場の気持ちや状況を手軽に伝えて、忙しい上司でも使えるものです。
最近、活用されているのはTwitterというソーシャルメディアです・・・ (続きを読む)
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