一昨年のリーマンショック以降、企業の経営環境は非常に厳しくなっています。不景気で消費(需要)が鈍っているのに商品量(供給)は多いという、いわゆる需給バランスの崩れが一つの要因。もう一つは、世界を相手にしていかなければならないというグローバル化の進行です。
このことは大企業と中小企業の二極化を招きます。そして中小企業の大部分が“負け組み”に入り、会社存続に四苦八苦しているのが現状ではないでしょうか。
事実、中小企業の倒産・廃業が相次いでいます。会社法改正の影響から、資金が無くても会社を設立しやすくなりましたが、反面、つぶれるのも早い。5年、10年と続く会社が本当に少なくなりました。
そして、更に問題なのが“コンプライアンス”への取り組みです。
昔と違って「周囲との協調」や「環境との関係」なども含めなければなりません。
公益通報者保護法が施行されたため、コンプライアンスに反する行為をしていると内部通報によって暴露され、会社存続を危うくすることになります。
今やコンプライアンスは当たり前のことでしょう。
しかし残念ながら現実には、従業員と会社上層部との関係をギスギスさせる要因にもなっているようです。
企業経営の環境変化は当然、雇用環境の変化・・・ (続きを読む)
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